ネットはでたらめだらけ。本当におすすめする子育て本。騙される前に読んで欲しい。

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妊娠してから読んだニュース。はびこるエセ育児情報に警鐘を鳴らす、『子どもを守るために知っておきたいこと』。

内容は、「ネットは怪しい情報も多い。各分野の専門家がまとめた、この本を読むことをおすすめするよ。」というもの。

ポイント

  • 検索で上位に出るからといって、正確な情報とは限らない
  • 夫婦でお互いが何に関心を持っているか共有する
  • 本当のことは普通で面白くないけれど必要な情報である

即買いしてしまった(爆)健康ブログを書いている私としては、「その通りです!」と思ったから(゚д゚)

子育てが始まって、「どうすればいいの!?」と思って検索しても、その情報が正しいとは限らない。
実際、医療系まとめサイトが摘発された事件は、記憶に新しいと思います。

私は食品分野が専門だけど、ネットで検索しても、間違った情報は多いもん(爆)意図的じゃなくても、間違って解釈しているHPとかも多い。
でも、この本の食品分野の内容は、「そうそう!それが正しい情報よね!!」と思ったから。

今回、少しこの本の内容をご紹介したいと思います(`・ω・´)ゞ

玄米菜食(玄米ご飯と野菜食)が一番いいって本当?

精製されていない玄米は、鉄などのミネラルやビタミンB1が豊富!しかも、食物繊維も含まれます。消化吸収が緩やかで、食後の急な血糖値上昇も抑えられると期待できます。

そこに菜食(野菜)を組み合わせることで、健康にいい食事になるという考えです。

「昔はみられなかったアトピーなどのアレルギーは、食の欧米化による動物性食品の摂り過ぎが原因」
「玄米は白米と違って精製されていないので、体にいい」

だから

「昔ながらの玄米菜食を子どもに食べさせれば、アレルギーや発達障害を改善できる!」
「玄米菜食で、免疫力が上がって病気にかからなくなった!」

という体験談が多くみられるそうです。

でも、この理論には根拠がありません。それどころか、毎日が玄米菜食の食事だと、子どもの成長や健康に悪影響が及ぶことも!!

ひとつずつ、理由を見ていきますね。

1.お米には、発がん性物質である「ヒ素」が多い

食糧事情が悪かった昔は、栄養価が高い玄米のお陰で、ビタミンB1不足による脚気予防ができました。
でも、今の食生活では、ビタミンB1不足になる心配は少ないから。無理に玄米にする必要もないかも。

しかも、白米より玄米の方が、発がん性物質である「無機ヒ素」が多い傾向があります。つまり、玄米食を続けていると、ヒ素の過剰摂取になる恐れも!

お米や玄米だけでなく、パンや麺類も取り入れるくらいがいいですね。

2.野菜だけだと、ビタミン不足で、深刻な病気になるかも

植物性食品にはビタミンB12が含まれず、欠乏すると悪性貧血という深刻な病気になります。 体の成長に必要な、タンパク質、カルシウム、鉄、ビタミンDなどが不足しがちになる可能性も。

これらの栄養素は、動物性食品に多く含まれていますね!動物性食品も、大切な栄養源です。

3.アレルギーや発達障害と、食の欧米化は関係ない

牛乳や卵、小麦は、洋食でよく使われますね。 ということは、子どもが食物アレルギーになると、「動物性食品を避けて玄米菜食にすれば、アレルギーはよくなる!」と思われそうです。

でも、アレルギーがよくなる根拠はないし、アレルギー耐性を得る機会を奪ってしまうことにもなります。
しかも、玄米菜食に含まれる「大豆」「ソバ」も、アレルギー反応を起こしやすいので。注意が必要ですね。

子どもは何もしなくても、成長すれば強くなる

健康にいい根拠はないし、毎日・毎食だと悪影響が出そうな玄米菜食。

なぜ、「うちの子は、玄米菜食で免疫力が上がったんです!」という方は、存在するのか?

恐らく、子どもは特別なことを何もしなくても、成長につれて丈夫な体に育っていくからだと思われます。
乳幼児期は、免疫力も内臓も未発達で、すぐに風邪をひいたり嘔吐してしまうので、親も心配になります。

でも、成長すると、自然と体は丈夫になるものなんです。
これは、発達障害の子にも言えます。発達障害の子でも、その子なりに、成長するものなんです。

親は、「苦労して試したことが成長につながった!」って思いたいでしょうけど…。

子どもを守るために、言いにくいことも書いてある子育て本

一番びっくりしたのは、「国産が一番いい」って本当?という内容。ぶっちゃけちゃうんだ( ゚Д゚)!!

実は、世界では当たり前に導入している食品衛生管理(GAPやHACCP)が、日本には行き届いていません(2016年現在)。だから、国産の食品を輸出しようとしても、外国から「日本産は不安だから、うちの国に入れないで!!」って思われちゃう。

日本でも導入が急がれていますが…例えば、昔ながらの和菓子屋さんに、

「職人の技術じゃなくて、NASAが取り入れているシステムで、和菓子を作ってください」(HACCPはNASAで考えられたシステム)

と言っても、

「日本技術を何だと思ってるんだ!!」

ってことになりかねない…。
「お正月の餅つきは、ノロウイルスが問題になるから控えてください」⇒「日本文化をなんだと思ってるんだ!!」というのと似てますね。

一方で、東京オリンピックで提供する食品に、日本産の食品が出せない可能性も出ているんですけどね。日本の衛生規範は、世界基準に遅れをとっているから…。

テレビでは、中国産のスキャンダルを取り上げて⇒日本はいいね!って言っているけど、、日本産が一番いいとは言いきれない状態です(´-ω-`)

 

「じゃあ、子どもには何を食べさせれば安全なの!?」

と思った方。 一度、この本を手に取ってみてください。正確な情報が載っていますよ!

その他、「母乳じゃないとダメ?」「薬は飲ませない方がいい?」など、子育てに関する情報もたくさんあります。

母乳が出ない方の中には、罪悪感からネットで母乳を購入して、赤ちゃんに飲ませたら…実は雑菌だらけだった!

という事件も、実際起きているみたいだから。
追いつめられる前に、正確な情報を頭に入れておきたいですね!自分のためにも、生まれてくる赤ちゃんを守るためにも(`・ω・´)ゞ

本の詳細はこちらです↓↓↓

 

  • タイトル:各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと
  • 単行本(ソフトカバー): 192ページ
  • 出版社: 株式会社メタモル出版 (2016/7/25)

 

投稿者 ライール 投稿日 2016/10/19 形式: 単行本(ソフトカバー)

自分のレビューはレビューの表題に集約されています。

世間に流布されている「トンデモ」「疑似科学」「デマ」「紛らわしい」に全部反論している良著だと思います。

これを読んで念頭に置いておくと、「トンデモ」「疑似科学」などに出くわしたときに、それが適切かどうかを判断できると思います。

文章も全体的にかんたんなので、すぐに読めるのも良いところです。

投稿者 Amazon カスタマー 投稿日 2016/9/1 形式: 単行本(ソフトカバー Amazonで購入

本を読んで素直に面白かったし読みやすく勉強になりました。
色々な考えの方々がおりますが、この本を読んで情報を鵜呑みにしないで自分の頭で考えることの大切さに気がつきました。
その上で星1つのレビューの方々もご自身の頭で考えた結果そのような感想になったのかと思いました。ですがここは本のレビューを書く所であって一個人の身長体重が増えた減ったの申告欄ではないです。
また幼児教室のお名前を出されてる方はその教室の回し者ですか?
ちょっと怖いですねw

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